クリスタで「動くLINEスタンプ」を作る!サイズと秒数の規定

クリスタで「動くLINEスタンプ」を作る!サイズと秒数の規定・補足情報

動くLINEスタンプ作成の基本:クリスタでの準備と規定

クリスタ(CLIP STUDIO PAINT)は、マンガ制作だけでなく、アニメーション作成機能も充実しているため、動くLINEスタンプの制作にも非常に適しています。LINE Creators Marketが定める規定を理解し、クリスタで効率的に作業を進めることが重要です。

【サイズ規定】

動くLINEスタンプのサイズは、1辺が240ピクセル以上、320ピクセル以下の正方形である必要があります。これは、PCやスマートフォンなど、様々なデバイスで綺麗に表示されるための基準です。クリスタで新規作成する際に、このサイズを指定しましょう。

具体的には、解像度は72dpi以上カラーモードはRGBに設定します。クリスタの新規キャンバス作成画面で、幅と高さを「px」単位で指定し、解像度とカラーモードを確認してください。

もし、元々大きなサイズで描いたイラストをスタンプサイズに縮小する場合、綺麗に縮小するためには、元イラストの解像度も考慮する必要があります。高解像度で描いておけば、縮小してもディテールが失われにくくなります。

【秒数・フレーム数規定】

動くLINEスタンプの1枚あたりの再生時間は、最大5秒までと定められています。これは、LINEアプリ上での再生負荷を考慮したものです。

クリスタでアニメーションを作成する際、この5秒という制限を意識して、セルを指定・調整する必要があります。1秒あたり15~24フレーム程度で作成するのが一般的ですが、LINEの規定はフレーム数ではなく、あくまで「秒数」で規定されています。

例えば、1秒あたり15フレームで作成した場合、5秒間では75フレームとなります。もし、1秒あたり24フレームで作成した場合は、120フレームとなります。

ただし、ファイルサイズには上限があります(後述)ので、フレーム数が多すぎるとファイルサイズ制限を超える可能性があります。

【ファイル形式とファイルサイズ】

動くLINEスタンプは、APNG(Animated Portable Network Graphics)形式で書き出す必要があります。APNGは、透過情報も保持できるため、背景を透明にしたスタンプを作成するのに適しています。

そして、最も重要な規定の一つがファイルサイズの上限が1MB(1024KB)であることです。この制限を超えるアニメーションは、LINE Creators Marketでリジェクト(審査落ち)されてしまいます。

APNG形式での書き出しは、クリスタの「ファイル」メニューから「アニメーション書き出し」を選択し、「APNG」を指定することで行えます。書き出し設定画面で、ファイルサイズを確認しながら調整することが可能です。

クリスタでの動くLINEスタンプ作成テクニックと注意点

【アニメーション作成の基本フロー】

クリスタで動くLINEスタンプを作成する基本的な流れは以下の通りです。

  1. 新規キャンバスの作成:上記サイズ規定に従ってキャンバスを作成します。
  2. レイヤーの準備:動かしたいパーツごとにレイヤーを分けます。例えば、キャラクターの頭、体、腕、表情などを別々のレイヤーにすると、アニメーションの自由度が高まります。
  3. タイムラインパレットの表示:クリスタの「ウィンドウ」メニューから「タイムライン」を選択して表示させます。
  4. セルアニメーションの作成:タイムラインパレット上で、各フレームに描画したい内容を設定していきます。新しいセルを作成し、そこに描画するという作業を繰り返します。
  5. ループアニメーションの検討:LINEスタンプは繰り返し再生されることが多いため、自然なループになるように意識してアニメーションを作成しましょう。
  6. 書き出し設定:APNG形式で、ファイルサイズに注意しながら書き出します。

【ファイルサイズを抑えるための工夫】

1MBというファイルサイズ制限は、意外と厳しい場合もあります。ファイルサイズを抑えるための工夫はいくつかあります。

  • フレーム数の削減:不要なフレームを削除したり、動きを滑らかにするための「中間」フレームを減らすことで、ファイルサイズを小さくできます。ただし、動きがカクカクしすぎないように注意が必要です。
  • 色の使用を限定する:使用する色数を減らすことで、ファイルサイズを削減できる場合があります。特に、グラデーションを多用するよりも、単色や少ない色数で表現する方が効果的です。
  • 圧縮率の調整:APNG書き出し時に、圧縮率を調整できる場合があります。ただし、高圧縮にしすぎると画質が低下するので、バランスが重要です。
  • シンプルな動きにする:複雑な動きや、細かいディテールが多いアニメーションは、ファイルサイズが大きくなりやすい傾向があります。
  • 透過部分の最適化:不要な透過部分を削除したり、透過部分の情報を整理することで、ファイルサイズを削減できることがあります。

【透過処理の重要性】

LINEスタンプは、背景が透明になっていることが多いため、透過処理は非常に重要です。クリスタでは、レイヤーの「不透明度」や「レイヤーマスク」などを活用して、不要な部分を透明にすることができます。

APNG形式で書き出す際に、透過情報が正しく保持されているかを確認しましょう。

【リジェクト(審査落ち)を避けるためのポイント】

LINE Creators Marketでは、様々な規定があります。動くLINEスタンプでリジェクトされる主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ファイルサイズ超過:最も多い原因の一つです。1MB以内に収まっているか、再度確認しましょう。
  • サイズ規定違反:指定されたサイズ(240~320px)から外れている場合。
  • 秒数規定違反:5秒を超えている場合。
  • 公序良俗に反する表現:暴力、性的な表現、差別的な表現などは禁止されています。
  • 著作権・肖像権の侵害:他者の権利を侵害するキャラクターやデザインは使用できません。
  • アニメーションの品質:カクカクすぎる、または意味不明な動きをしている場合。
  • 静止画であること:動かないスタンプなのに「動くスタンプ」として申請している場合。(逆も同様)

これらの規定を遵守することはもちろん、申請前に一度、自分で動くスタンプとしてLINEアプリでどのように表示されるか、ループ再生は綺麗かなどを確認することをおすすめします。

【その他】

LINE Creators Marketでは、動くスタンプ以外にも、静止画スタンプや絵文字など、様々な種類のスタンプを作成・販売できます。それぞれの規定が異なるため、作成したいスタンプの種類に合わせて、LINE Developersの公式情報を必ず確認するようにしましょう。

また、トレンドや人気のあるスタンプの傾向を把握することも、売れるスタンプを作る上で参考になります。他のクリエイターの作品を参考にしつつ、オリジナリティあふれるスタンプを作成してください。

まとめ

クリスタでの動くLINEスタンプ作成は、サイズ、秒数、ファイル形式、そしてファイルサイズの上限という規定を理解し、それを守りながら、クリスタの機能を活用することで実現できます。特に、1MBというファイルサイズ制限は、アニメーションのフレーム数や表現方法に工夫が求められます。リジェクトを避けるためには、これらの規定を遵守し、申請前に十分な確認を行うことが重要です。これらの点を踏まえ、魅力的な動くLINEスタンプを制作しましょう。

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