ターボキッド [Blu-ray]

映画ドラマ：ターボキッド [Blu-ray] 詳細・感想口コミ・まとめ

概要

『ターボキッド』は、1986年に公開されたカナダ・アメリカ・フランス合作のSFアクション映画です。監督はフランソワ・シカール、アンソニー・マルネット、ロベール・ロワ・シュヴァリエ。主演はマイケル・アイアンサイド、リッチ・ロビンソン、シェリル・ベーカーなど。荒廃した近未来を舞台に、孤児の少年が強力な武器「ターボ・グローブ」を手に入れ、悪の軍団に立ち向かう姿を描きます。

あらすじ

2020年、水資源が枯渇し、凶悪なギャング「ゼニスト」が支配する荒廃した世界。孤独な少年「ブーツ」（リッチ・ロビンソン）は、偶然にも軍事施設から失われた強力な武器「ターボ・グローブ」を発見する。この武器の力と、不思議な力を持つ少女「アップル」（シェリル・ベーカー）の助けを得て、ブーツはゼニストに立ち向かい、人々の希望となるべく戦いを繰り広げる。

[Blu-ray] 版について

『ターボキッド [Blu-ray]』は、本作の映像と音声を高画質・高音質で楽しめるディスクです。オリジナル劇場公開版のほか、特典映像としてメイキング、インタビュー、予告編などが収録されている場合があります（※収録内容は商品によって異なる場合があります）。鮮明な映像で、本作の独特な世界観をより一層堪能できるでしょう。

感想・口コミ

独特の世界観とビジュアル

『ターボキッド』の最大の特徴は、その独特な世界観とビジュアルにあります。80年代のB級SF映画の雰囲気を色濃く残しつつ、サイバーパンク、ポスト・アポカリプス、そしてどこかユーモラスな要素が絶妙にブレンドされています。荒廃した風景、登場人物たちの奇抜なコスチューム、そして何より「ターボ・グローブ」のサイケデリックなデザインは、一度見たら忘れられないインパクトを与えます。

予想外の展開とアクション

物語は、孤児の少年の成長と復讐劇という王道でありながら、予想外の展開と過激なアクションで観客を飽きさせません。特に、ターボ・グローブを使った戦闘シーンは、その残虐さと痛快さで多くのファンを魅了しています。グロテスクな描写も含まれますが、それが本作の持つダークファンタジーな魅力を引き立てています。

個性豊かなキャラクター

主人公のブーツは、純粋で正義感の強い少年として描かれています。彼を支えるアップルは、神秘的でどこかコミカルな魅力を持つキャラクターです。そして、悪役であるゼニストのリーダー、ゼニスト（マイケル・アイアンサイド）は、強烈なカリスマ性を持つ魅力的なヴィランとして、物語に深みを与えています。脇を固めるキャラクターたちも個性的で、作品を彩っています。

80年代SFへの愛とリスペクト

本作は、1980年代のSF映画、特に『マッドマックス』シリーズや『ブレードランナー』といった作品への愛とリスペクトが感じられます。そのオマージュを捧げつつも、独自のユーモアとセンスで新しい世界を創造しています。B級映画の枠を超えた、カルト的な人気を誇るのも納得です。

[Blu-ray] 版の評価

[Blu-ray] 版は、本作の持つ映像美を存分に引き出しています。荒廃した世界のディテール、キャラクターの衣装の質感、そしてターボ・グローブの光の表現などが、より鮮明になり、没入感を高めます。音響もクリアになり、アクションシーンの迫力が増しています。特典映像も充実していれば、ファンにとっては垂涎のコレクションアイテムとなるでしょう。

まとめ

『ターボキッド』は、その独特な世界観、過激なアクション、そして個性的なキャラクターで、SF映画ファン、特に80年代B級映画を愛する層から絶大な支持を得ている作品です。[Blu-ray] 版は、この魅力的な世界を高画質・高音質で体験できる最適な媒体と言えます。グロテスクな描写に耐性があり、奇抜でエネルギッシュなSFアクションを求めている方には、ぜひ一度観ていただきたい傑作です。