Digiarty Software社が開発・販売している「VideoProc
初心者から中級者を中心に世界中で広く愛用されている、非常に人気の高いオールインワンの動画処理・編集ソフトシリーズです。
元々は軽量かつ高速な動画変換ソフト「VideoProc Converter」として知名度を上げましたが、AI技術の大幅な導入や、完全無料の本格タイムライン編集ソフト「VideoProc Vlogger」の登場により、2026年現在では「動画の変換・ダウンロード・画面録画・高度なAI画質復元・シネマティック編集」をすべてカバーする包括的なブランドへと進化しています。
VideoProcシリーズの根幹をなす2大ソフト、「VideoProc Converter AI」と「VideoProc Vlogger」の機能、特徴、メリット・デメリット、料金プランまで解説します。
1. 『VideoProc Converter AI』:動画処理の万能スイスアーミーナイフ
「VideoProc Converter AI」(旧名:VideoProc Converter)は、同ブランドのフラッグシップソフトです。動画の形式変換や画面録画といった日常的な作業から、AIを用いた最先端の映像復元までを1本で完結できます。
主に以下の「5大機能」が1つの直感的なインターフェースに統合されています。
① 強力なAI映像・画像エンハンサー(最注目機能)
近年のアップデートで最も強化されたのがこのAIモジュールです。ディープラーニング技術を用いて、低画質な動画や古い写真を劇的に美しく蘇らせることができます。
AI超解像(Super Resolution): 単にピクセルを拡大して引き伸ばす従来のアップスケーリングとは異なり、AIが欠落したディテール(肌の質感、髪の毛、衣服の模様など)を推測して再構築します。
SD画質(360p/720p)の古いホームビデオやDVDの映像を、最大4Kや8Kのシャープな画質へ変換可能です。「Gen Detail(ディテール生成)」や「Real Smooth(ノイズ除去・滑らかさ重視)」といった用途に合わせた複数のAIモデル(V3以降)が用意されています。
AIフレーム補間(Frame Interpolation): 映画などの24fpsや一般的な30fpsの動画のフレーム間に、AIが自然な中間フレームを自動生成して挿入します。これにより、60fps、120fps、さらには最大480fpsの滑らかな超スローモーション映像や高フレームレート映像を作成できます。
AI手ブレ補正(Stabilization): アクションカメラ、ドローン、またはスマートフォンを手持ちして撮影した際の不快なブレやガタつきをAIが解析し、画角のクロップ(切り取り)を最小限に抑えながら、ジンバルを使ったかのようなスムーズな映像に補正します。
② 高速・高品質な動画・音声変換
370種類以上のオーディオ・ビデオコーデックおよびコンテナ形式をサポートしています。
対応フォーマット: MP4、MKV、AVI、MOV、WMVをはじめ、高圧縮な「HEVC/H.265」や次世代コーデック「AV1」にも完全対応。
iPhone、iPad、Android、PlayStation、YouTube用など、出力先のデバイスやプラットフォームに合わせた最適なプリセットが用意されているため、専門知識がなくても迷わず変換できます。
新バージョンからはリファクタリングされた強力な「コンプレッサー(圧縮)」機能がメインUIに組み込まれ、画質をほとんど落とさずに動画のファイルサイズを最大90%削減(60〜70%カットが目安)するバッチ処理が可能になりました。
③ DVDリッピング(デジタル化)
市販のDVDや自作のDVD、ISOイメージファイル、DVDフォルダを、手軽にMP4などの一般的な動画ファイルに変換(リッピング)できます。
強力なコピーガード解除技術を内蔵しており、国内外の様々なディスクに対応。
傷がついた古いディスクや、読み込みエラーの出やすいディスクでも安定して読み込めるため、実家の古いビデオをデジタルアーカイブ化する用途で非常に高く評価されています。
④ 画面録画(スクリーンレコーダー)
PCの画面やWebカメラの映像を高品質でキャプチャできます。
「PC画面のみ」「Webカメラのみ」「画面とWebカメラの同時録画(ピクチャー・イン・ピクチャー)」の3モードを搭載。
ゲームの実況プレイ、オンライン授業やZoom会議の議事録作成、操作チュートリアル動画の作成に最適です。マイク音声とシステム音声を同時にクリアに収録できます。
⑤ 動画ダウンロード
YouTube、Facebook、Instagram、TikTok、ニコニコ動画など、1,000以上の動画・音声配信サイトから、動画やプレイリスト、BGMを安全にローカル環境へ保存できます。4K動画やライブ配信の保存にも対応しています。
2. 『VideoProc Vlogger』:完全無料の本格派ビデオエディター
「VideoProc Converter AI」が“処理・変換”に特化しているのに対し、「VideoProc Vlogger」はSNSやYouTubeの動画クリエイター、Vlogger向けに開発された「完全無料のタイムラインベース動画編集ソフト」です。
無料ソフトでありながら広告の表示や出力動画へのウォーターマーク(透かしロゴ)が入らず、有料ソフトに匹敵するクリエイティブな機能を備えています。
① プロ顔負けの「スピードランプ(速度変化)」
動画の緩急を自由自在にコントロールできる機能です。20種類以上の速度プリセットに加え、ベジェ曲線を用いたマニュアル調整が可能です。スポーツのハイライトシーンで「一瞬だけ超スローモーションになり、次の瞬間に一気に倍速になる」といった、シネマティックな演出が直感的に行えます。
② 高度なモーション演出(カメラワークの再現)
28種類のモーションプリセットが用意されており、静止画や三脚で固定して撮った動画に対して、擬似的に「パン&ズーム(ケン・バーンズ効果)」「カメラのチルト」「激しい手ブレ(シェイク)」などのカメラワークを追加できます。
③ 本格的なカラーグレーディング(色彩調整)
RAWデータや各社のLOG映像の読み込みに対応しています。90種類以上の「3D LUT(ルックアップテーブル)」やカラーフィルターが内蔵されており、ワンクリックで映画のような色味(映画風、レトロ風、アニメ風など)に変えることができます。HSL(色相・彩度・輝度)の微調整など、プロレベルのカラーコレクションも可能です。
④ オーディオエディター
タイムライン上に波形がビジュアル表示され、音楽の「ビート(拍子)」を自動で検出するアナライザーを搭載しています。これにより、BGMのテンポに合わせて動画を小気味よくカットしていく編集が容易になります。10バンドのイコライザーや、風切り音などを消し去るノイズ低減(Denoise)機能も備わっています。
3. VideoProcシリーズ最大の強み:『Level-3 ハードウェア加速』
VideoProcが競合ソフト(Topaz Video AIやPremiere Proなど)と比較して圧倒的に優れている点が、独自技術である「Level-3 ハードウェアアクセラレーション(GPU加速)」です。
通常、動画のエンコード(出力)やAIによる超解像処理はCPUに莫大な負荷をかけ、パソコンの動作を重くしたりフリーズの原因になったりします。VideoProcは、パソコンに搭載されているグラフィックボード(NVIDIA、AMD、Intel、またはApple SiliconのCoreML/DirectML)のパワーをフルに活用します。
驚異的な処理スピード: 単純な形式変換であれば、CPUのみで処理する場合に比べて最大47倍の高速化を実現。
マシンの負担軽減: ワークロードの最大90%をGPUにオフロード(肩代わり)させるため、動画の書き出し中であっても、パソコンが重くならず、Webブラウジングや他の作業を快適に並行して進めることができます。
4. 有料版と無料版の違い・料金プラン(Converter AI)
※「VideoProc Vlogger」は最初から最後まで完全に無料ですが、「VideoProc Converter AI」には無料体験版と有料版(ライセンス)が存在します。
無料体験版の制限
無料版はあくまで「動作確認・体験用」としての位置づけです。
動画変換・編集・DVDリッピング機能は、動画の最初の5分間しか出力できません。
AI機能(超解像など)や画面録画機能にも時間制限や透かし(ウォーターマーク)が入ることがあります。
有料版の価格設定(目安)
年間プラン: 約5,280円 / 年
永久ライセンス(1PC用): 約7,880円(買い切り、生涯無料アップデート付き)
ファミリーライセンス(複数PC用): 約9,980円
長期間にわたって古い動画のアーカイブや高画質化を行うのであれば、追加費用の発生しない「永久ライセンス」が圧倒的にコストパフォーマンスが高く人気です。
5. メリットとデメリットのまとめ
◎ メリット
軽快な動作と圧倒的なスピード: ローエンドからミドルクラスのPCでも、GPU加速のおかげでストレスなく動きます。
AI機能の自然な仕上がり: 不自然にカクついたり、いかにも「AIが描いた嘘っぽい質感」にならず、オリジナル映像の良さを残したまま解像度を上げてくれます。
UI(操作画面)のわかりやすさ: 専門用語を極力排除し、ボタン一つで機能が完結するため、マニュアルを読まなくてもすぐに使いこなせます。
✕ デメリット
プロ向けの超高度な編集には物足りない: 「VideoProc Vlogger」は優秀ですが、After Effectsのような複雑な3Dモーショングラフィックスや、高度なVFX(視覚効果)合成には対応していません。
AI機能のPCスペック要求: AI超解像やフレーム補間を実用的なスピードで動かすには、最新のグラフィックボード(NVIDIA RTXシリーズなど)を搭載したPCが推奨されます。
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多機能ビデオ処理ソフト【VideoProc】![]()
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6. 総評:どんな人におすすめか?
VideoProcは、以下のようなニーズを持つ人に最適なソリューションです。
スマホで撮った動画の形式を手軽に変えて、家族やSNSに共有したい
昔撮影した子供のビデオ(SD画質)や古いDVDを、4Kテレビで見られる大画面画質にリバイバルしたい
ゲーム実況やマニュアル作成のために、PC画面をサクサク録画したい
コストをかけずに、YouTubeやTikTokで見栄えのするオシャレな動画編集を始めたい
まずは完全無料の「Vlogger」を使うか、「Converter AI」の無料体験版をダウンロードし、自身のパソコン環境での爆速な処理スピードとAIのクオリティを体感してみることをおすすめします。
VideoProc Converter AIの実際の操作感や、AIモデル(Gen Detail v3など)による動画の画質復元・4Kアップスケーリングの手順を視覚的に理解するには、VideoProc Converter AI アップスケーリングチュートリアルが非常に参考になります。実際のビフォーアフターの映像を確認しながら機能の使い方が学べます。


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